線で書く:線に惹かれる理由
元々漫画が好きだった事が大きな要因だと思います。特に、漫画家の作品をデビュー当時から読んでいて1番感じたのは、線が全く別物に変わっていくという事です。これは、描く量が半端ない影響もあるのでしょうが本当に生き生きとしてくると思っています。
絵を描きたいと思っていて、以前にも書いた「永沢まこと」先生の本を読んだ時に先生の描いた線に魅了されたのを覚えています。しかも下書き無しの一発勝負と読んで衝撃を覚えました。自分にも出来るのか?と疑問に思いましたが描きたいという気持ちになりました。
この2人の線が好き
やはり「永沢まこと」先生の線が好きです。元々はアニメーターとの事ですので線が上手いのも納得の気持ちです。(でもマンガ線は、スケッチ線とは違うと言われています。)大胆なのですが、強弱をつけて素材の感じも出す繊細さも兼ね備えています。先生は本当に絵を描くのが好きな様で、とてつもない量の線を描いている様です。また、アニメーターだったためか、動いている人も描く練習をしていたとのことで自分も練習しようとしていますが全然できません。
漫画家では「大友克洋」先生が好きです。本当に、すごいの一言ですよね。
実は他にも沢山「良い線だなぁ」と思う方はいますが代表のお二人にしておきます。
「線」の上達方法
基本的には、とにかく「線」を描くのが良いと思っています。でも、正直「線」は自分の個性が出てくるものと感じているので、今後自分が自分の好きな「線」を描けるかは分かりません。しかし、自分の描く「線」が好きと言ってくれる人が1人でも居ればいいなと思っています。
ここで、「永沢まこと」先生の線の練習方法について描いておきたいと思います。(自分の再確認も兼ねてます。)
- 物を描く時はよく観察して「ソラ描き」出来るようにする。これは、「不安線」や「ためらい線」が出来ないためでもあるようです。
- 細長いものを描く:横にして描くと良いらしいです。ひじを使って大きく描くのがコツ。
- 丸っこいモノを描く:これもひじを使うといい。途中で力を抜いたり入れたり強弱をつけて「丸っこい」意識してやさしく描くのがコツ。
- 箱モノを描く:透かし描き(外から見えない向こう側線を描く)で立体感を出しながら描いてみる。
- 作品の中の線を見る:色彩に誤魔化されず「線」を見抜く様にする。(難しいです…)
- 固いモノは固い線で、柔らかいモノは柔らかい線で:意識して描きます。
- 練習としては、食べ物、建物を描いてみることも良いとのこと。
- 永沢先生曰く:線はあなた自信です。とのことなので自分の気持が出ます。自分もスケッチの時は「ためらい線」「不安線」が多い気がします。まだまだですね。
自分の目標:こんな線が描きたい
- ペンと水彩絵具で描く「スケッチ」で自分の好きな物を描く中で「生き生きとした線=自分の好きな線」が描けるようになる事。
- iPadのお絵描きアプリを使って「スケッチ」をする中で、紙に描くような線を描く事。唐突ですが、iPadで「スケッチ」することは有りだと思っています。幾つかのアプリを試しているのですが、自分が好きな線をどのブラシを使って描けるか試し中です。
線の4つの性質
このBlogを書く時に、久々に「永沢まことのとっておきスケッチ上達術」という最初に買った本の線の部分を読み返してみました。最後の方に「線の性質」という項目があったので感想を交えて描いておきます。これを見て読み返してよかったと思いました。
線には4つの性質がある
- 「向き」-自由にどこへでも進んでいけるという性質。
:進んで行けるのでどこかに行っちゃう場合もあるかなと。でも自由に進んで行けるという表現は良いなと。 - 「太さ」-消え入るような細い線から、図太い線まで変化出来る性質。
:これがまだまだ自分には出来ていない所、先生の線に憧れる部分です。 - 「速さ」-ノロノロ線、ためらい線から超スピードのセンまで速さを調整出来る性質。
:自分はのびのびと早めに描く線が好きです。 - 「重さ」-ペンに全く力を入れない線から強い筆圧の線まで変化出来る性質。
:この強弱の付け方もまだまだ、出来るといいなと思っています。練習あるのみ。
永沢まこと先生のWebページのURL[https://makoart.exblog.jp] と本の紹介を参考に貼っておきます。
「他にも在りますのでご確認ください。」